初級編

初級4・チャートを見る2

チャートはなぜ見るのかというと、チャートを使って分析をするためです。

分析をして将来の値動きを予測します。

これをテクニカル分析といいます。

テクニカル分析の指標にはものすごく多くの種類がありますが、まずここでは最も重要なトレンドラインについて解説します。

相場が上下どちらかに動いているとき、トレンドが出ている、上昇トレンドなどといいます。

逆に、値段がほとんど動かずにある値幅内で上下しているとき、レンジといいいます。

 

トレンドの定義

 

まずチャート上でどういうものがトレンドというのかをみていきます。

トレンドはチャートの山谷を見たときに、谷の安値が一つ前の谷の安値よりも切りあがっていること、かつ、山の高値も一つ前の高値より切り上がっていると上昇トレンドとなります。逆の状態が下降トレンドとなります。

ではさっそくトレンドラインを引いてみます。

トレンドラインの引き方は、下がっている場合はパッと見て際立っている高値と高値、上がっている場合は際立っている安値と安値を結びます。

このとき、ローソク足のヒゲの先端がラインからはみ出ないように引きます。

↓ななめに引いた黄色のライン。下降トレンドの例。

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トレンドラインで何がわかるか

ではトレンドラインで何がわかるのかというと・・・

①離れると戻る可能性

②沿っていく可能性

③横切るとトレンドが反対にいく可能性

がわかります。

上のチャートでいうと、トレンドラインの左端からそのあと2回タッチしています。

その後下落しているわけですが、ここで①の離れると戻る可能性、また②のもう1度沿うような値動きをする(もう1度タッチ)可能性を考えて「買い」エントリーを考えることができます。

その後0.68318の安値をつけてから上昇してきてトレンドラインに触れたところで
②沿っていく可能性があるからここで押し戻されるかもしれないな。とか③のように上に横切ったら下落トレンドは終わって上昇トレンドに変わるかもしれないな。とか考えられます。

ここでよくある質問が、トレンドラインの引き方はこれで合っているのか?というものですが、はっきりいって「正解はありません」。

トレンドラインはチャート1でも書いたように、「多くの人が参考にしている」から大切なんです。

なので何度も線を引いて、上手く引けてきたかな?と思えればOKです。

絶対ではないですが、上手い引き方というのは上の3つの値動きに影響しているかどうかで判断します。

例えば②の沿っていく動きで引けているかどうか。何度も自分の引いたラインを横切るようだと値動きに影響していない=多くの人が見ている線ではない となります。

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