今回はFXでの相場観の養い方とシナリオの立て方についてというお話です。
これがわかると、
- どこでエントリーするのか
- 損切り利確のラインの見定め
ということができるようになります。
つまり、普通にトレードできるようになるということです(笑)
自信なく、なんとなく買いかな~とか、ここまで売られたんだからそろそろ買いかな~というのは、普通のトレードではありません!
そういうのは、そもそもスタートラインに立っていないと考えておいて下さい。
FXでの相場観の養い方
まず相場観の養い方ですが、私の考え方としては次の項目で取り上げるシナリオの立て方をどれだけ繰り返すか?そしてそれに対する改善をどれだけしたのか?に尽きると考えています。
相場観というのは「根拠が必要」です。
これは人それぞれ参考にするものが違うので、移動平均線なのか、トレンドラインなのか、水平線なのか、ボリンジャーバンドなのか、フィボナッチなのか、RSIなのか、またはそれらの組み合わせなのかなど根拠は無尽蔵にあります。
ですが、自分が「こうだから今後はこうなる」という根拠は必要です。
これを磨くためにはシナリオを描いて、それを見直し改善することを繰り返すことが最善、最短だと考えます。
FXでのシナリオの立て方・考え方とは
では実際にどのようにシナリオを立てていけばいいのかを具体的に説明します。
基本的には日足→4時間足→1時間足→15分足というように大きい足から今の状況をみていきます。
今のドル円を例に取り上げてみます。
日足
日足を見ると、
- 移動平均線はすべて下向き
- 価格も移動平均線の下
- 下落のトレンドラインがきれいに形成
- 11/27の安値を割り、9/8の安値も割った
この状況からして「買う」という選択肢だけはなくなります。
そろそろ反転するだろうとか、大分安くなってきたよなとか「逆張り」的な考え方はしないようにして下さい。必ずやられます。
相場の基本は流れについていくことです。
なので、ここでは「売り目線」ということがわかります。
4時間足
トレンドラインに注目して4時間足でのシナリオを立てるとこのようになります。
トレンドラインを上抜けするということもあるでしょうし、反発して下落ということも考えられます。
日足からして「売り」しか考えられませんので、売るのであればトレンドラインで反発したのを確認してから売ろうかな?というシナリオ、エントリーポイントが考えられます。
次に水平線でのシナリオを考えてみます。
私がおすすめするのは、現在の価格から上と下に2本水平線を引く方法です。
どこでも構いませんので、自分が反応しそうだなと考えるところに上下2本引いて見て下さい。
上の例だと直近高値やキリ番付近などに引いています。
そしてそこから売りで入る場合のシナリオを考えておきます。
ごちゃごちゃするので4パターンしか書きませんでしたが、この時、水平線を抜けて一時的に買いに転換する可能性も考えておきます(上で挙げたトレンドラインのようなパターン)
1つの線に対して、そこから売りになる時と買いになるときを考えておくといいんです。
今、日足と4時間足で見てきましたが、15分足などで取引する方は、私が4時間足のチャートでやったことを15分足で同じようにやって下さい。
これで、どういう状況になったら自分がエントリーするのか?ということがわかるはずです。
今はトレンドラインと、水平線で例を出しました。
私はこの2つで十分トレード可能だと思いますが、人によっては移動平均線やボリンジャーバンドなど他のテクニカル指標を参考にしてもいいと思います。
損切りと利確のシナリオの考え方
これも水平線を基準に考えてみます。
先ほどのチャートで1番上の水平線で反応し、売りでエントリーする場合のパターンを考えてみます。
チャートの動きとしては青い矢印の感じです。
この時、私は緑の水平線の位置で利確と損切りを想定します。
まず、損切りの位置ですがかなりエントリーの位置から近いです。
なぜか?
自分の想定しているシナリオから外れたからです。
つまり想定外のことが起きているということです。
こういう場合はすぐに切ります。
シナリオを立てておくと、そうでない時にすぐに損切りをいれられるのもメリットです。
「いやいや、そんなところに損切りおいたら損切り貧乏になっちゃうよ」という人もいるでしょう。
そういう方は損切りを置く位置が悪いのではなく、自分のシナリオの立て方が悪いのです。
話を戻して、利確のポイントですが、この時点では最大の利確ポイントを下の緑ラインに設定します。
これは、実際にこの価格付近までは2/24に値段を付けているからです。
最安値に設定していない理由は、その付近になると「そろそろ」といって新規で買ってくる人もいますし、売っていた人の利確も入ってきます(売りの利確は買い)。
なので少し早めに利確します。
ですが、実際には107.50や107.00という、この途中にあるキリ番も想定しておきます。
なぜかというと、大きな下落トレンドは間違いないですが、この売りのポイントの状況だと短期と中期の移動平均線を上回る位置になってくるからです。
なのでもみ合ったりすることも考えられます。
FXのシナリオの立て方まとめ
今回は主に水平線を使ったシナリオの立て方について書きました。
大事なことは自分でまずは作成してみて、それがどうなったかを検証してみることです。
これを繰り返すとどんどんその精度が上がっていきますし、勝率も高くなります。
またシナリオに関しては、1度決めたらそれでもう触らないというものでもありません。
上のように今の時点でのシナリオを決めたら、その後の値動きによって少しずつ修正を加えていけばOKです。
そうすることで、今現在は「ここに来たらエントリー」と考えていても、後の状況次第では変わるかもしれませんからね。
参考になれば幸いです。
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