今回はFXの損切りに対しての私の考え方と方法について書いていきますね。
損切りをいくらくらいに設定すればいいのか?
ルールはどうやって決めればいいのか?
という参考にしてみて下さい。
FXで損切りする大切さ
この記事にたどり着いているということは、少なからず損切りの必要性を感じておられる方かと思います。
ですが、再度損切りの重要性を書かせてください。
それくらい大切なものです。
FXで損切りしないというのはかなり危険
FXではスワップポイントがつく通貨というのもありますね。
これは各国の金利差によって変わりますが、これを目当てに通貨を買うという人もいるでしょう。
ですが、私はこの方法にまったく同意しません。
なぜかというと、損切りをしないというのが前提だからです。
長期保有なのでそれもそうだと言われるかもしれませんし、相当な余剰の資金を作っておくことで為替変動リスクは防げるのかもしれません。
でも、何が起こるかわかりませんよ?
次の所で、なぜだめなのかまとめます。
FXで損切りしないでナンピンはさらに危険
FXで損切りをしないでナンピンして買い下がる、売り上がるというような方法をとる人もいます。
平均取得金額が有利になるので行うわけですが、これもまったく同意できません。
株ならまだしも、FXではこの考え方は致命傷です。
その理由は、マーケットでの死をもたらす可能性があるからです。
ナンピンをしたり、スワップ目当ての投資をしたりする人というのは、そのあと価格が戻ってくることを前提にしています。当たり前ですよね?
で、為替というのは価格が行ったり来たりしていますので、90%以上は戻ってくるでしょう。
ですが、残りの10%未満の戻ってこないほうにたまたま当たれば、そこで死にます。
しかも、ナンピンなどの投資をしていると、そのたまたまにいつか必ず当たるときがきます。
当たれば一撃でマーケットから退場になります。
9割以上勝っていても、最後の1回くらっただけで退場になるわけです。
だから私は損切りは絶対に必要だと考えているんです。
FXで損切りする時の私のルール
前置きが長くなりましたが、私が損切りするときのルールについて紹介します。
FXでの損切りはいくらを目安にするのか?Pips数?値幅?
FXでの損切りはいくらを目安にするのか?ということですが、これは投資スタイルによって変える必要があります。
日足などをもとにした長いスパンでの投資では100pips以上の損切りをすることもあるでしょう。ですがデイトレードなどを中心に行う場合は数pips~数十pipsくらいが普通です。
ですが、私なりの基本的な考え方のルールというのがあります。
FXで損切りするやり方のパターン
損切りのベストタイミングは相場観崩れ
私の中で、損切りのベストタイミングというのは「相場観が崩れたとき」です。
これは、このまま価格が上昇するだろうと思って買ったのに、
・予想通りの動きをしていない
・想定と違う動きをしている
・世界の情勢が変わった
という場合にはすぐに損切りします。
相場観というのは人それぞれ全く異なりますので、明確に「ここ」というラインはありませんし、それが絶対に正解ということはありません。
ですが、買う時に根拠を持って買っていたなら、少なくともその根拠が崩れたら売る必要があります。
損切りできずに負ける人の多くは、根拠が崩れていても「いや、それでもそのうち戻るだろう」と考えてしまう傾向にあります。
具体例でみてみましょう。
これはドル円の日足チャートです。
黄色〇のあたりで、買うという人がいたとします。
その根拠は
- 直近の高値を更新していることと
- 移動平均線の短期、中期の傾き
- 移動平均線よりも価格が上にいる
というのが根拠だとします。
それ自体はエントリー根拠としてよいと思いますが、その後の動きと本人がどのように価格の動きを予想していたかです。
たとえば、赤〇のところで移動平均線にかかっています。
これを予想し、そこを割り込んだら売ると考えていたなら売ればいいわけです。
ここで売ると考えていなかった人でも、次の緑〇はどうでしょうか?
中期の移動平均線を明確に割りこんできています。そして自分は含み損を抱える位置です。
こういうところで、エントリーの根拠が崩れた。移動平均線の下に行ってしまったからと売れるならいいのです。
「いや、紫〇の安値を割り込んでないからまだ上がるかも」と考える人。
そもそもそんなことを想定しないなかったのに、都合よくルールを決める人。
こういうことをしていると勝てません。
FXの損切りの目安
上で相場観が崩れたら切るという話をしました。
ですが、この記事のタイトルでは「いくらくらいを目安にするの?」って話でしたよね・・・
正直、相場観が一番で、〇pipsとか決めるのはかなりナンセンスなのですが、私なりにわかりやすい目安を紹介します。
水平線とキリ番
今のドル円の4時間足を見てみましょう。
今が106.83のあたりですが、この状況をみて取引するのであれば「売り」からしか考えられません。
さきほど日足チャートも出しましたが、明らかに下落トレンドだからです。
仮にこの場所で売りポジションを持った時に損切りを入れるのが赤い水平線の少し上になります。
どういうところに水平線を引くのかを示すために4本引きましたが、この場所で売りポジションを持つとしたら下の2本で全部損切りします。
水平線の引き方に正解はありませんが、私の水平線の引き方は「ここを超えるとあきらめる人が出てきそうなライン」に引くようにしています。
一番下のラインは107円付近のところで、前回そこを抑えて下落したのに、ここを超えるとなると「やっぱ上昇か?」と考える人もでてきます。
そういうポイントというのは損切りラインを設定するにはわかりやすいポイントになります。
売りポジションを持つときはチャートの山に水平線を引くのがわかりやすいですし、それがキリ番(107.00とか107.50とか)になっていることも多いので参考にしてみて下さい。
皆さんは、「確かにこのやり方ならいけそう!」という手法がありますか?
それがわからない、見当たらないから困っているという方は多いと思います。
そして、世の中には有料無料含めて多くの手法がありますが、何が自分に合うのかは「実際に試してみないとわからない」ということもあるかもしれません。
このマニュアルは相場を見るためのコンパスのようなものだと考えています。
現在無料で入手していただけますので、明確な根拠とその組み合わせというものにご興味がある方は、一度手に取ってみていただけたらと思います。