こんにちはraiです。
今日はFXチャートでよく使われるトレンドラインの引き方やエントリーなどの基本的な戦略について書いていきます。
前回移動平均線について書きましたが、トレンドラインもけっこう重要で、これを見てトレードするプロも多いので抑えておくとよいと考えております。
トレンドラインとは?その引き方について
まずは簡単にトレンドラインについてですが、その名の通りトレンドが出ているラインとなります。
つまりトレンドが出ていなければダメです。
トレンドが出ているというのは、上昇トレンドの時は安値を切り上げつつ高値を切り上げている状態です。
上昇トレンドの期はローソク足の下に引くのがトレンドラインです。
引き方は、直近の高値を更新する起点(黄色丸)の2点以上を結びます。
直近の高値を更新していない場合はトレンドが出ていると言えないのでトレンドラインとは言いません。
ローソク足のヒゲ先で引くのか、実体で引くのかというのには決まりはないです。
私の場合はとりあえずヒゲで引きますが、一時的に抜けてしまうことなどはよくあるので、ここをシビアに捉えないほうがよいです。
前回の移動平均の時にも少し書きましたが、こだわるのはそこではないです。というかそこにこだわっても勝ちにつながらない&迷走する可能性があります。
そもそも証券会社によってチャートは違いますしね。
トレンドラインはなぜ重要か
なぜトレンドラインが重要なのかについて書いておきます。
トレンドラインが重要な理由は、
- トレンドの方向性を視覚的に把握できる
- 傾きにより勢いがわかる
- エントリーや決済タイミングを取りやすい
- 多くの人が見ている
この4つが大きな理由です。
トレンドの方向性をつかめる
方向性が視覚的につかめるのはよいですね。
波を見ればわかることではありますが、初心者の頃は特に視覚的に把握するとわかりやすいかと思います。
そしてトレンドの方向性をつかまなければならない理由は、前回の移動平均線の時にも書いたように、
トレンドに沿った取引をしたほうが楽に勝ちやすいからです。
トレンドラインの傾きにより勢いがわかる
トレンドラインを引くと傾きがわかります。
急角度であれば強い勢いということです。
長く続くトレンドというのは比較的緩やかなことが多いです。
例えば上昇トレンドの場合、
買いポジションを持っている人はだらだら上げるのを見て、まだ利確しなくていいかな。と考える人が多いです。
逆に売りポジションを持っている人はじわじわと含み損が増すので損切りしにくいです。
そのうち戻るかもと考えて持っていますが、しばらくすると損切りする人が出てくるので売りの損切り=買いとなり上昇します。
また緩やかな動きというのは考える時間を与えます。
それにより余計に損切りしにくいんです。
急に動くと考えもせずパニックとなり急いで決済したくなるのが普通なので。
エントリーや決済のタイミングが取りやすい
トレンドラインを引いておくことでライン付近に来たらエントリーしてみようとか、割ったら損切りしようなどの判断ができます。
これにより飛び乗りとか追っかけのようなトレードを防いだりできます。
FXではトレンドラインと同時にチャネルラインも引いてみる
チャネルラインというのはトレンドラインと平行に引くラインです。
下がトレンドラインで、上がチャネルライン。
トレンドラインとセットでチャネルラインが引けないかというのは見ておくとよいです。
チャネルラインで何を見るのかというと
勢いの衰え
です。
黄色丸のあとのピンク丸の高値はチャネルラインまで来ずに下落しました。
この時点で上昇の勢いが衰えているかも?と考えます。
その後一度トレンドラインで反発上昇したものの、次のピンク丸の高値をつけて再度トレンドライン(赤丸)まで下落してきました。
この時にはトレンドラインで反発するというシナリオは考えにくいです。
「チャネル上限までいく勢いがない=トレンドの勢いが弱まっている」
と判断するのが自然です。
トレンドラインを用いた手法について
ここまできてようやく戦略の話になるのですが、気を付けたい点を書いていきたいと思います。
- 上位足の流れを確認しておく
- トレンド&チャネルラインまで引き付ける
- トレンド方向にのみエントリーが基本
- ラインでの反発狙いorブレイク狙い
上位足の流れを確認しておく
今自分が見ている時間足だけトレンドラインを引けばいいわけではないです。
5分足や15分足で取引するにしても、上位足である1時間、4時間、日足などでざっくりとでも流れを見ておく必要があります。
なぜなら上位の時間足ほど多くの人が見ており、意識される可能性が高いからです。
トレンドライン&チャネルラインまで引き付ける
基本的には価格がトレンドライン付近にくるまでは様子見します。
トレンドライン付近にきてはじめてエントリーを考えます。
引き付けることでリスクリワードがよくなり、ムダな損切りを減らしたり、精神衛生上よい効果があります。
また短期取引限定で、チャネルラインに引き付けてからの逆張りという手もあります。
この場合はいつ抜かれてもおかしくないのでスキャル的な取引になりますね。
トレンド方向にのみエントリーが基本
トレンド方向にのみエントリーするのが基本です。
このあと紹介しますが、大きな流れに逆らわないのが無難です。
ラインでの反発狙いorブレイク狙い
反発を狙うのかブレイクを狙うのかですが、これはトレンドの流れによります。
このあと説明します。
ポンド円のチャートで見てみる
現在のポンド円のチャートで見てみます。
ポンド円4時間足にトレンドライン、チャネルラインを引いてみます。
日足で見るとこんな感じで、下値抵抗はない感じです↓
これまでの下落が急なので一度戻しはあるかもしれませんが、大きな流れは下。
次に1時間足です。
流れは下なので、黄色丸のトレンドライン付近で売りたい形です。
ただピンクのようにチャネルラインに達することなく戻ってきていることから下落の勢いがいったん衰えているかも?と頭に置いておきたいです。
一方、ピンクラインのように安値は切り下げているので、直ちに上昇するかもわからないといったところ。
もう1度1時間足。
黄色のトレンドラインの所を15分足で見ます。
上位足のトレンドラインで判断するなら黄色丸で売りたいのですが、15分足でのトレンドラインをブレイクしたピンク丸で売るというのは固い方法です。
さきほど紹介した戦略に沿っていることがわかると思います。
- 上位足の流れを確認しておく
- トレンド&チャネルラインまで引き付ける
- トレンド方向にのみエントリーが基本
- ラインでの反発狙いorブレイク狙い
反発で狙うというのはその時間軸(この場合1時間足や4時間足)だけみればそうなのですが、下位時間足(この場合15分足)で見ればトレンドラインのブレイクでエントリーとなったりするわけです。
注意したいのはトレンドラインを割ったらエントリーというわけではないということです。
あくまでも上位足の流れがあり、その付近に引き付けたうえで下位時間足でのブレイクという流れになっています。
このように、
- トレンドラインに引き付けてエントリー
- トレンドラインをブレイクしてエントリー
というのが基本であり、単にその時間足だけで見るのではないことに注意してください。
この手法は単純なのですが、これを参考にトレードして稼いでいる人も多いので、根拠の1つとして見ていくのもありだと思います。
少しでも参考になる点がありましたら幸いです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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