今日はMT4を使ってバイナリー取引をする際に、インジケーターやシグナルツールを安易に使うのはとっても危険というお話です。
私自身そういうものもかなり試してきましたが、ろくなものはなかったですし今後も出てこないでしょう。その理由と怪しいものを見極める方法を書いていきたいと思います。
MT4でバイナリー用インジケーターは必要!?
バイナリー取引を効率化するためのインジケーターなどが販売されていますが、さんざん試してもロクなものはありませんでした。
というか、インジケーター自体は悪くないかもしれませんが使いどころの問題ですね。
インジケーターやシグナルツールというのはこの数値になったら買い、売り、などと判断するもので簡単に取引できるものと思うから導入するわけです。
ですが実際は違います。
そのままトレードして勝てるツールは99%ないです。
あるとしたらとても高額になります。
10万円ちょいとかで売れません。
実際にはインジケーターなどで出たサインが本物かどうかを自分で見極める必要があります。
なぜなら相場には、レンジとトレンドという波が存在するからです。
たとえばインジケーターのRSI。
売られすぎ、買われ過ぎの指標として使われるインジケーターですが、RSIの数値が70以上だと必ず買われ過ぎかというとそうではないです。
そして、トレンドが出るとRSIは70以上で張り付きます。つまりずっと買われ過ぎだということを表すんですが、価格は一向に下がらずにどんどん上がってしまいます。
このようにインジケーターというのは使いどころをしっかりと自分でわかっていないと、完全に逆行して損害を被ります。
なのでこの数値になったとか、シグナルが出たからといって売買できるわけではないんです。
MT4でバイナリー用インジケーター、シグナルで怪しい物とは?
使い方を把握していないと意味のないインジケーターやシグナルツール。
ではどういうものが怪しいのか?
見極め方を書いていきます。
見極め方①バックテスト結果を示しているか
これで大半はふるいにかけられます。
インジケーターなどでシグナルを出す場合には特定の条件を満たしたときというロジックが組み込まれています。なのでバックテスト(過去の相場における結果検証)をとればそのインジケーターや手法が有効かどうかは明らかです。
ですが、これを示していないものはほぼ効果はないです。
言葉の上だけで、勝率80%以上!とか、85%以上!とか書かれているものはありますが、その根拠がないということです。
口で言うだけならどれだけでも言えますからね(笑)
ちなみにバックテストは現在から10年、5年、3年、1年と期間別にとるのが普通ですし、それを各通貨ごとにとります。
先月は○○円でした、その前は○○円でした~とかいうレベルの話ではありません。
バックテストはシグナルが出るような明確なロジックであればとることは簡単です。
それを出していないということは・・・わかりますね。
見極め方②マーチンを使うもの
これは最悪です。
マーチンというのは1回目に1000円ベットして負けたら2回目に2000円ベットというように連続して倍額をベットしていく方法です。
勝率90%以上!とか書かれている手法でも、3回まで追えば90%以上の勝率はありますなどというふざけた手法、インジケーターもあります。
このようにマーチンを含めて勝率を提示しているものの中には表面上マーチンを使うことを書いていないものもあります。買ってからマニュアルに書いてあるパターンですね。
勝率が80%以上あるシグナルなどの場合は99.9%マーチンを使うので、それが明記されていない場合は「これはマーチン込みでの勝率ですか?」と出品者に質問するといいでしょう。
そして、マーチンを使わずに1回で80%以上の勝率が出せる手法は99.9%存在しないということを覚えておいて下さい。このようなものの場合はバックテスト結果は出していません(嘘ついてるので出せないはず笑)
ちなみにマーチンでの勝率、損益分岐ですが、
一回マーチンを考慮に入れるだけで損益分岐点は79.78%、2回マーチンを入れるとしたら損益分岐点は93.08%。
つまり、マーチンをするシステムの場合は最低でも80%の勝率があってほぼチャラなんです。
だったら1回で勝率60%の手法のほうがお金は増えますしリスクは少ないです。
見極め方③ロジックがわからない
どういう条件のときにシグナルが出るのかを公開していないものも怪しいです。
というか、それがわからなければそのツールの得意な相場、不得意な相場すら把握できないのでアウトです。
なぜロジックを公開しないのが危険かというと、バックテストの結果に信憑性がないからです。
バックテスト結果を公表していてそれが本当なのかどうかは、最悪ロジックがわかっていれば自分でバックテストをとることができます。
ロジックが示せないというのは何か後ろめたいことがあるということです。
もちろん、買う前に全て公開できることはないと思いますが、購入者にはロジックを公開してくれるというのが信頼できる形ですね。
見極め方④誰でも簡単
これもとても多いのですが、
誰でも簡単!シグナル通りに取引するだけ!
と言ううたい文句のものは危険です。
だいたいは上で紹介した2つの項目、
・バックテスト結果を示していない
・1回の勝負での勝率となっていない
を満たしていないです。
確かにそのような夢のようなツールがあれば嬉しいですけど、ないです(笑)
お金を捨てたい人は買ってみてもいいですけど・・・
買う前にバックテストと、1回での勝率、ロジックは公開してくれるのかを聞いて見ればハッキリしますよ。
マーチンなどで勝率80%あります!というならそのバックテスト結果を出してもらえばいいですしね。自分の大事なお金を払うならそれくらいは聞くといいです。
これらを満たしていて、誰でも簡単!ツールに従うだけというものは私が知る限り存在しません。
今回はMT4のインジケーターやシグナルツールなどについて、危険ですよ~注意しましょうね~ということをお伝えしました。
本当にカモにならないようにして下さい。
皆さんは、「確かにこのやり方ならいけそう!」という手法がありますか?
それがわからない、見当たらないから困っているという方は多いと思います。
そして、世の中には有料無料含めて多くの手法がありますが、何が自分に合うのかは「実際に試してみないとわからない」ということもあるかもしれません。
このマニュアルは相場を見るためのコンパスのようなものだと考えています。
現在無料で入手していただけますので、明確な根拠とその組み合わせというものにご興味がある方は、一度手に取ってみていただけたらと思います。